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パナソニックねぶた会

箙の梅、景季奮戦

作: 北村 蓮明




 源範頼の軍は一の谷の東、生田の森から攻め入った。
 梶原景時は五百余騎、城の木戸の中へ討ち入ってさっと引いて出るが、共に討ち入った息子の景季の姿が見えない。
 子供を討たれてはと再び城中に取って返し、景季を捜して駆け巡ると、景季は馬を射られ、歩立になり、兜も打ち落されて、敵五人を相手に奮戦していた。景 季の背の矢を入れる箙には盛りの紅梅が一枝挿されていた。景時は馬を飛んで下り、父子して戦い無事に引き揚げた。
 景季は平家の公家たちに、「風流を解する強者」として知られるようになった。
 ねぶたは梅の大木の下で梶原父子が平家を相手に奮戦している場面。


≪ ヤマト運輸ねぶた実行委員会 2014年の大型ねぶた紹介 日立連合ねぶた委員会 ≫
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