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パナソニックねぶた会

三国志 荒武者、甘寧

作: 北村 蓮明




 遊侠の世界から一転、勇猛果敢な武将になった者がいた。
 呉の孫権に仕え、「曹操には張遼がいるが、わしには甘寧がいる」と言わしめた折衝将軍、甘寧である。
 常に戦場を駆ける荒武者で、得意の武器に抜群の勇気と知恵をもち、ひたすら第一線で活躍していた。粗暴な反面、明朗で将来を見通す判断力に優れ、勇敢な兵士を数多く育てた。
 死因は史実では不明だが、「演義」では戦死したことになっており、大樹にいた数百羽のカラスが彼の屍を囲んで守ったという。
 のちに甘寧の「呉将軍廟」が建てられ、ご利益があると評判になり、船旅の安全を祈って肉片を投げると、カラスが空中で受け取って食べるという伝説が残っている。


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