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マルハニチロ侫武多会

大海原の神 金毘羅大権現

作: 手塚 茂樹



 海上交通の守護神として、古くより漁師や船員などから、多くの信仰を集める(こん)()()(だい)(ごん)(げん)

 またの名を(やく)()(じゅう)()(しん)(しょう)()()()』。 ()の神でもある。

 荒れ狂う大波に巻き込まれ、風前のともし火の船乗りが祈る声を耳にした金毘羅大権現は、分身である巨大な()(がね)(いろ)のイノシシと共に(あら)(うみ)に姿を現した。(ほう)(けん)を豪快に(あやつ)り起こした神通力と、イノシシの強烈な勢いで(いか)る荒波を(しず)め、ほどなく海は穏やかさを取り戻したのであった。

 ()()()()(ぐう)(通称 こんぴらさん)に直接お参りに来られない船乗りが、のぼりを立てた樽に酒や賽銭を入れて船から()()(うち)の海に流すと、地元の漁師が拾って代わりに奉納する『(なが)(だる)』の風習が今に残り、現代も厚く(あが)められる金毘羅大権現の姿に、海で繋がる世界が平和であると共に、『猪突猛進』亥のごとく、希望の未来に向かって邁進していく事を祈念するものである。


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