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県庁ねぶた実行委員会

八之太郎と南祖坊

作: 穐元 鴻生




 八之太郎(はちのたろう)は、山仕事に出かけた先で、喉を潤(うるお)すため谷川の水を飲んだ後、ふと水面を見ると自分の姿が大蛇(おろち)になっているのに気付きました。八之太郎はそれを大変悲しみ、谷川を堰(せ)き止めて十和田湖を作り、そこの主となりました。
 一方、南祖坊(なんそぼう)は長い全国行脚(ぜんこくあんぎゃ)の途上、神様からお告げを受け、十和田湖を永住の地とすることにしました。
 それを見た八之太郎は「われこそは、この湖の主(ぬし)なり」といって南祖坊に襲いかかりました。
 この題材は、十和田湖の湖水から出でて襲いかかる大蛇の姿をした八之太郎と、それに応戦する南祖坊との対決の場面であります。


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