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青森県板金工業組合

イザナキ火の神を討つ

作: 北村 蓮明




 イザナキとイザナミの二神は高天原から地上に降り、協力して日本列島を生み、それが終わると今度はたくさんの神々を生んだ。しかし、火の神ヒノカグツチ を生んだことで、イザナミは火傷を負い命を落としてしまう。残されたイザナキの悲しみはヒノカグツチへの怒りに変わり、とうとう十拳剣で命を奪ってしまっ た。コントロールできない恐ろしさを秘めた火の猛威を防ぐにはすぐに切り殺すしかなかったのだ。そしてその亡骸からも多くの神々が生まれた。ヒノカグツチ の誕生と死には、破壊の力を持つと同時に制御することで生成の力をもつ「火」の性質が表されている。また、火の鳥は不死鳥ともいわれ、復活と再生を象徴し ており、東日本大震災の一日も早い復興を願うものである。


≪ サンロード青森 2012年の大型ねぶた紹介 県庁ねぶた実行委員会 ≫
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