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青森自衛隊ねぶた協賛会

奮闘 竹崎季長

作: 木村 富美男




文永十一年(一二七四)十月、日本を服属させようと元の大軍三万五千余の兵が、筑前国今津付近に襲来、肥後の国の御家人竹崎季長は、大宰府守護 小弐経資(しょうにつねすけ)に従って奮戦、十月二十日海上は突風と大波で元軍の戦艦は大破し、侵攻を中止し退却した。

この戦いで季長は、勲功が認められ肥後国海東郷地頭職を拝領した。弘安四年(一二八一)五月、宋を滅ぼした元軍は、再び十万余の大軍を率い九州を襲った。 季長は、今津長浜、百道原沿岸で防塁を築いて防戦に努める一方、小船に乗って敵の艦船に幾度となく奇襲をかけ敵将の首級を挙げる等の勲功をたてた。

七月三十日、博多湾を暴風雨が襲い元軍は、壊滅的な被害を受け敗退した。かくして、日本を襲った未曾有の国難「元寇」は、竹崎季長ら九州の豪族を中心とする日本武士の勇戦と神風の猛威によって元軍を二度にわたって全滅させた。


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