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日本通運(株)ねぶた実行委員会

八幡太郎義家と荒法師

作: 福井 祥司




 石清水八幡宮で元服して八幡太郎と称し、勇武、人に勝れ、又、和歌を能くす。源頼義の長子で、源氏中興の名将と云われる源義家。通称八幡太郎義家--。天仁元年、年六十八で歿したが若年の頃--。
 或る日、若い女のもとへ立ち寄った時のこと。その家に居た行範(ぎょうはん)と云う一癖も二癖もある荒くれ法師、その者が八幡太郎義家とは知らず、手元 の碁盤を投げつけ、怯むところを殺さんとするに、義家、咄嗟に身を躱して、碁盤の隅を切ってその家に飛び入れば、法師、義家の威徳に怖れて、いづこともな く逃げ去った。--と。古今著聞集より。


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