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ねぶた愛好会

曽我兄弟と工藤裕經

作: 石谷 進




わが国固有の仇討ちは、曽我兄弟が最初である。

一一九三年(健久四年)五月二十八日、曽我十郎祐成(すけなり)、曽我五郎時致(ときむね)兄弟は富士の裾野に父の仇、工藤祐経の寝所に入り枕を蹴って名 乗りをあげ、左右より斬りつけ苦節十八年の本懐をとげた。兄弟のその日の装立は、兄十郎が群千鳥、弟五郎は蝶を描いた衣装をまとう。

この仇討ちは、「曽我物語」として謡曲・歌舞伎劇などに「曽我狂言」として登場し、現代も親しまれている。


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