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青森県板金工業組合

周瑜・曹操を討つ

作: 内山 龍星




健安十三年、北中国を制覇した曹操は天下統一を狙って、矛先を南に転じ呉軍を標的とした。漢王朝の将軍より指揮官に任ぜられた周瑜は、曹操の八十万の水軍に立ち向かうべく、二万の軍勢を率い長江の西方へ向けて進撃を開始した。

多勢に無勢を絵に画いたような勢力差があった。

しかし、数は少ないが呉の精鋭軍は有利に戦略を展開した。曹操軍は退却し、おびただしい軍船を並べ、陣を固め、呉軍の入る隙を与えなかった。

周瑜は敵軍が前後連なっていることに目をつけ、陣営に接近すると、軍船に火をはなち焼き打ちにした。

曹操軍は次々と燃え上がり、激しい風に煽られ、一面火の海となった。周瑜率いる呉軍は、わずかな軍勢を以て、八十万の大軍を撃破し、曹操の天下統一の野望を打ち砕いたという。


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