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青森パナソニックねぶた会

遣唐使「安部仲麻呂」

作: 千葉 作龍




遣唐使は中国唐代の文化を移入するために630年に開始された。
以後894年に菅原道真によって廃止されるまで十五回の渡航がくりかえされた。
717年、安部仲麻呂・吉備真備らが派遣され、753年には唐の高僧「鑑真和上」を迎え入れ、又、804年には最澄・空海らも入唐し、日本の仏教に大きな貢献をした。
しかし、その航海は半年以上を要し、しかも東支那海は台風の通路でもあり、当時の航海術では困難を極め、度重なる遭難で多くの者が命を落とした。
19才で唐に渡った仲麻呂も又、三十六年の後、帰路で遭難し、再び唐に流れ着き、その後朝廷の重鎮として一生を長安で過し詩人「李白」らと親交を結び、望郷の念を抱きながらも再び日本へ帰ることはなかった。


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